「休学生活」沖縄県伊江島編➁
皆さんこんにちは‼︎たけです。
前回に引き続き今回は伊江島でのたけの生活の基盤、葉たばこ栽培バイトについて紹介します。
葉たばこ
たばこは実はナスの仲間で写真のような形で広大な畑に植えられて育てられています。たけは伊江島へ来るまでたばこの畑を見たことがなかったけど日本全国で栽培は行われているそうです。沖縄県では伊江島の他に宮古島などで盛んなんだそう。たばこの高さは畑によって様々で胸の辺りまでのものから2メートルくらいのものまであります。そのたばこに30〜40枚ほど葉がついていてそれを収穫していきます。
↑たばこの花
収穫期の作業内容は主に3つあります。
1.収穫
AP-1という2人乗りの機械に乗り下から摘み取る様に収穫し一定の重さまで青いビニールにきれいに束ねてトラックに積んでいきます。人束10キロ以上になるのでなかなかの重労働です。たばこの葉は熟すと濃い緑から黄色がかった緑色になりそれが収穫の目安ですがこれが慣れないと識別が非常に難しいです。また下の葉から下葉→中葉→合葉→本葉→上葉と5種に分けて収穫する上、下の葉を取ってから上の葉が熟すまで期間がかかるため同じ畑でも何回も収穫に入らないといけないのです。
↑基本的に下の葉から収穫していき最終的には茎のみに。ちなみに写真の機械がAP-1
2.薬の散布
収穫と並行してコンタクトとイエローという2種類の薬を使い分け散布し、葉の根元から出てくる芽を焼いていきます。炎天下の中、重い液体の入ったタンクを背負って歩き回る作業なので体力が必要になります。
3.芽取り
少し分かりづらいと思いますが写真の黒丸が芽です。これを手やハサミなどで葉を傷つけないように取っていきます。薬を撒いても全ては除去できないので最終的には手作業でやっていきます。芽は何度も出てくる上、放置するととても大きくなるので収穫が終わるまでこの作業は続きます。
↑収穫後の畑の様子。茎から生えてきているものはすべて芽🌱
そして収穫したたばこは乾燥→梱包され出荷されます。乾燥したたばこの葉はたばことは思えぬ芳醇な甘い良い香りがします。
他にもマルチを剥がしたり作業は色々ありますが収穫期の作業は大まかにこんな感じです。土砂降りスコールや雷雨、炎天下の中で作業することもあって大変だけどやりがいはとてもあってほんとに良い経験になりました。
↑マルチはがし
↑「立枯れ」農家を悩ます現象だがはっきりとした原因はわかっていないそう。周りの葉にも伝播していくので見つけたら取っていく
※たばこ収穫の注意点
たばこの葉はヤニでベタベタしていて葉や汁が直接肌に触れるとたけと同じようにかぶれることがけっこーあります。(同僚さんの1人は全身に湿疹ができてました。)また虫などついてることもあるため長袖長ズボン手袋は必須です‼︎
※あくまで2ヶ月半仕事させてもらっただけの素人の説明なので多少誤った点があるかもしれませんがご理解ください🙇🏻♂️
⇒伊江島➂